我が家の活版印刷機のお話。
わたしの実家はタオルの印刷などを手掛けていて、その一室に、30年以上前に買い受けた古い『活版印刷機』がずっと置かれていました。
時代とともにその使命を終え、その時から、ただオブジェのように。
ある日、ジモティー好きの義兄がやってきて、
「なんか売るものないかー?・・・お?これは、、、、
売れる!!」
と、ピンときたらしい。
この義兄のピンっが、素敵な出会いを生むことになろうとは・・・
早速周りを掃除して‥‥、なにしろ重いので動かすことができないのです💦
鉄製?200キロはあるらしい??本当かどうかは分かりません。。だからこそ今まで保管(?)されてたのですが‥‥💧
撮影して・・・
ジモティーにアップ!!
すると1週間もしないうちに、なんと連絡が!
山梨県にある、活版印刷機で手作り名刺を製造販売している会社さんでした。
「本当に使うのかしら?」と半信半疑でいたら、義兄と先方さんとでお話はトントン進み(皆さんの行動力がすごい!)ついにお引き取りに来られる日がやってきました。
とても丁寧に、大切に、ひとつずつ解体をしていき、無事に運び出すことができました。
印刷の世界も、デジタルで簡単に作れてしまうようになって久しい。
衣類へのプリント加工も、スクリーン印刷から、デジタルデータをダイレクトに印刷するものがどんどん増えてきていて… 少しフィールドは異なれども、同じ「印刷」に携わる者として、現在(いま)の時代に、現在の時代だからこそと”活版印刷”をこんなにも熱意を持って、素晴らしいモノを作っている方達がいるなんて、と、失礼ながらも感心。
そんな新たな場所へと嫁入りしたうちの子(手放すことになると急に可愛く見えてきて 笑)の活躍を大いに期待したのでした。
コロナが終息したら、一度“うちの子”の勇姿を見に行きたいものです。
活版印刷室 HACHIYA さんとの出会い
印刷の楽しさ、喜び…..あらためて感じさせられた気がします。
(活版印刷室 HACHIYAさんのInstagtam/hachiwu7 趣のある作品が見られます😌)