キラキラ・ラメプリントの楽しみ方
キラキラプリント=”ラメ”とは?
ラメは「シルクプリント」の手法のひとつで、キラキラした粉末(ラメ)を樹脂へ混ぜ込んでインク状にし、シルクスクリーン版でプリントします。柄全体でもいいし、柄の一部に取り入れても、かなり際立ったオリジナルアイテムに変身できるので、以前から大人気のプリント方法です。
“ラメ”は粒子のため、通常のシルクプリントのメッシュサイズではインクとして通すことができないので、荒目の専用メッシュを張った専用版を使います。(↓写真)
キラキラしたクリスマス柄をラメプリントしてみます😋
さて、今回はラメプリントの見本として、華やかなクリスマス柄をプリントしてみようと思います。
まずは「雪」の柄を通常インク(水性ラバー)の白でプリント…、次に通常インクの黄土色(ゴールドラメに近い色)でベースになるようにプリントします。
(まだキラキラしていません・・・)
いよいよ、ラメインクを刷ります
ラメ粒子を混ぜたインクは白っぽい半透明状態ですが、プリント後の乾燥で透明になります。
しっかりと乾燥させて…完成!
キラキラ・鮮やかなゴールドラメのプリントが出来上がりました!
ちなみに、最初に刷った白プリントの中の”雪の結晶”にだけラメが乗るようなデザインになっています。白の上だと、また違った雰囲気になっているかと思います。
ラメプリントを綺麗に仕上げるコツ
今回のプリントのように、ベースにラメの近似色プリントをしておくと、生地の透けもなくなり、細かいデザインまで鮮明にプリント表現ができるのでお勧めです。この柄で言うと、ソリを引く”綱”の部分は1pointの太さですので、もしもラメ版だけでプリントだったら途切れ途切れの残念な仕上がりになってしまいます。
“ラメ”だけでプリントも出来るのですが、もしラメが剥がれ落ちてしまったらその部分には何もなくなってしまいます。生地も透けて見えるので、デザインによってはあまり綺麗な仕上がりにはなりません。だからと言って、ラメの量を多くするか??というのも問題で、そうすると必然的にボロボロ剥がれ落ちやすくなってしまうのでおすすめはできません。
デザイン次第ですが、少しコストはかかっても、2版使いで下地インクを敷くラメプリントがおすすめです。
ラメプリントの色をアレンジしてみよう
“雪の結晶”でご覧いただいたように、同じラメでも下に敷くラバーインクのカラー次第で違った表現ができて面白いのでもう少しご紹介します。
下の写真は、左=ベースにグリーン/右=ベースにイエロー、いずれもラメの色は”グリーン”を乗せています。
この違い、なんか楽しいですよね。
モリフロラメのバリエーション
モリフロで扱う定番ラメ色は全部で8色あります。粒子のサイズは1種類のみ。ネイルに使うようなデコ用の”グリッター”とは違って、シルクプリント対応の【0.1mm程度】の小さなラメです。
そのため、モリフロッキーでは”ラメプリント”の名称でプリントしています。
”ラメ”と”グリッター”は、粒の大きさの違いで呼び分けるものですので、「キラキラした粒子でプリントする」という意味では”ラメ”と”グリッター”プリントは同じものといえます。
※タオルにはラメプリントは出来ません。キャップやブルゾン等は品番・デザインにより対応できます。
ラメプリントのお取り扱いについて
ラメの粒は樹脂にしっかり混ぜ込んでプリントをしておりますので滅多なことでは剥がれませんが、何度も洗濯していくうち起こる劣化は通常インクより起こりやすいといえます。少しでも長く綺麗にご使用いただくために、洗濯するときには裏返しにしてネットをご使用ください。